CVポートとCVポート使用中の入浴について

どもっ!
ピッカピカのがん患者1年生、所長のゴウです。

20年以上も前の身内や親戚のがん闘病生活を思い出すと、徐々に強くなりつつある副作用さえなければ、正直治療中の病名が「がん」であることを忘れそうなほど、今のがん治療は実に楽なものです。

2022年6月にがんが見つかった後、7月には3週間ほど入院しましたが、その入院はがんの治療ではなく「ストーマ造成」。さらに退院後すぐにがん治療が開始できたわけではなく、さらにがん治療を楽に進めるための「CVポート埋め込み手術」。
46歳の誕生日に、映画見た世界のような「自分で針刺して栄養ぶち込む(今できるのは治療のための点滴だけど)」ことを実現できるCVポートを手に入れたのですが、がんが見つかってから1か月半ほどは、治療のための準備。

もっとも、ステージ4の大腸がん患者の中でも、私のようにストーマ造成をする人は少ないそうですので、普通はここまでかからないはず。
がん発見後、すぐにCVポートを埋め込んだらその1週間後には化学療法開始できる(私がそうだった)ので、ストーマ造成がなければ、入院もなく治療することも可能なんですよね。

また、がん治療は2週に1回の「通院」。
検査後、問題なければ化学療法室で計4時間ほどの点滴をし、その後約2日間の投薬は「抗がん剤持ち帰り用ポンプ」ともいえる「インフューザーポンプ」を使用して、約2日間の投薬。治療終了後は「自分で」針を抜きます。治療に使用した器具は医療廃棄物ですので、次の通院時に持参して廃棄してもらいます。

抗がん剤お持ち帰りセット
左下がインフューザーポンプ

2週間を1クールとし、以降このサイクルの繰り返し。(投薬ができないと判断された場合は、間を開けることもあるそうです)入院など全くないのです。

ちなみに先程のポンプは、飴でも入ってそうなといいますか、おしゃれな女性の方がかたにかけてそうな「サイズ」の小袋に入れ、肩にかけて持って歩きます。
投薬中の2日間は入浴禁止。患部に水が掛からないようにシャンプーして、シャワーですすいでおります。

ちなみに、私はこの期間の入浴時、CVポート部に水分が掛からないように首からタオルをかけております。

スキーなどをやる方はご存じの商品かもしれませんね。
こいつを2枚用意し、1枚は前面と背面を覆うように、もう一枚は交差する方向、左腕と右腕を覆うように使用します。病院でヒューバー針を固定するために貼られているフィルムも防水仕様ですが、さらにタオルでガードすれば、シャンプーしても大丈夫ですよ。
(ジャブジャブ水をかけないでください。頭を下げて、静かにシャワーをかけても飛び跳ねてしまう水を防ぐ程度です)