
引用符に関する紹介の1回目は、一貫性が大事という話題
整理すると
- 企業・プロジェクトでルールが決められているときは、それに従うべし
- HTMLではダブルクォート[”](ダブルクォーテーション)・JavaScriptではバックティック(バッククォート)[`]→この説明については別ページで
引用符とは?
HTMLの各要素には、属性を付ける事ができます。属性は開始タグの要素名の後ろに半角スペースを開けて、属性名=”属性値”の書式で記述します。この、属性値を囲んでいる[”]が、引用符です。
<span class="highlight active">
JavaScriptでは、文字列リテラルは引用符で囲わなければなりません。
文字列リテラルとは、大雑把に言うと「ソースコードの中に直接記述されている文字や数字」です。したがって、「JavaScriptではソースコードの中に文字や数字を直接記述する場合、引用符で囲まなければならない」と言っていると思っていただいて、まず問題ないでしょう。
下記の例では、英文の中で使われている記号:アポストロフィー[’]やダブルクォーテーション[”]ではなく、バッククォート[`]が引用符です。
console.log(`you can start with "I'm sorry"`)
もっとも大事なのは「決められているルールには従う」こと
このあと次のページでは、机上研究所で「HTMLは[”](ダブルクォーテーション)、JavaScriptは[`](バックティック)」を推奨とする理由について紹介していきますが、企業や複数のコーダーが参加するプロジェクトなど、グループでコーディングする場合には引用符に関するルールが決まってる場合があります。
既に決まっている引用符のルールがある場合は、そのルールに合わせてコーディングすることが大切です。
なぜ?と思う部分があるかもしれませんが、ひとりだけ独自ルールで作業をすすめると、コードを再利用する場合や、将来的な機能の追加時などに、不具合が発生する原因になってしまいます。先にルールが決まっている場合には、そのルールに従ってください。
補足情報
なお、文中では「シングルクォーテーション」と「シングルクォート」という表記を併用しておりました。どちらの書き方も間違いではありません。「シングルクォーテーション」「ダブルクォーテーション」とするのか、「シングルクォート」「ダブルクォート」とするのかについては、好みの問題と思ってください。「バックティック」「バッククォート」も同様に、好みの問題と言って良いでしょう。
また、文中で「シングルクォーテーション」と「アポストロフィー」について同じと思えるような記述をしております。厳密には、異なるものというべきか、異なる扱いをするべきものではあるのですが、キーボードで入力するシングルクォーテーションとアポストロフィーは、実質一緒となっておりますので、ここでは一緒のものとして扱いました。引用符についても、始めと終わりの区別のないシングルクォーテーション「’」と区別のある「‘」「’」、区別のないダブルクォーテーション「”」と区別のある「“」「”」、となかなか奥深いのですが、ここでは区別のない「’」「”」としております。この辺の説明は今回触れておりませんので、気になった場合は調べてみていただけると楽しめると思います。
せばっ!
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