WordPressサイトの運用を引き継いだ後で悩むことのひとつが、「どのテンプレートファイルが使用されているの?」を確認する方法です。
WordPressの各ページは管理画面で追加した「投稿」や「固定ページ」で作成した文字を中心とした情報に、見た目や振る舞いを定義した「テーマ」(など)を組みあわせて、各ページを実現しています。
WordPressのインストールされたWebサーバーでウェブサイトが表示されるまでの仕組み(基本的概念)については、[WordPressでページが表示される仕組み]ページをご確認ください。
(また、概念把握のため、プラグインなどについての説明はいったん省略しています)
企業サイトなどでは、オリジナルのテーマファイルが使用されていることも少なくありません。
管理することになったサイトの中には、古くからのテーマの中身を確認したり、不要なファイルを消したりすることなく「秘伝のたれ」状態で熟成されたテーマが存在しておりました。
ファイル数では9割以上、容量で7割以上、使用していないテンプレートの数が使用しているテンプレートの2倍以上含まれるサイトもありました。
このようなサイトでは、どのページにどのテンプレートファイルが使用されているかを確認することは非常に重要だったりします。そこで有益なのが「Show Current Template」です。
今回は、「Show Current Template」についてご紹介します。
「Show Current Template」の導入
WordPress管理画面、サイドメニューの[プラグイン]→[新規追加]→プラグインの検索窓に「Show Current Template」と入力します。

表示された「Show Current Template」の[今すぐインストール]をクリックしインストール後、[有効化]をクリックしプラグインを有効化します。

とくに設定作業もなく、プラグインの導入は完了です。

「Show Current Template」の利用
WordPress管理画面にログインした状態でサイトを表示すると、

上部のツールバー(管理バー、adminバーなどとも呼ばれます)に、「テンプレート:**********.php」と表示されるようになります。

また、「テンプレート:**********.php」部分にマウスカーソルを合わせると、テンプレートが含まれているテーマ名・パス・そのテンプレートがインクルード(読みこんで)いる他のテンプレートが表示されます。

ツールバー(管理バー、adminバー…)が表示されない場合
WordPress管理画面、サイドメニューの[ユーザー]→[プロフィール]→「ツールバー □サイトを見る時にツールバーを表示する」のチェックが外れていないか、確認してください。
チェックを付けた後は、一番下の「プロフィールを更新」をクリックして変更を保存することを忘れずに。

「functions.php」で非表示にしている場合など、プロフィールのチェック項目以外で非表示にしている場合は、非表示にした方法を調整する必要があります。非表示にした方法を思い出して、変更してください。
テーマによってツールバーが非表示となっているケースもあるようで
ツールバーが表示されないテーマでは、このプラグインで情報を表示する方法がありませんので、プラグインを使用する以外の、別の方法でテンプレートを確認する必要があります。
WordPressプラグイン「Show Current Template」の紹介は以上です。
ではではっ!
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