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ドットエイト机上研究所

車内での使用は超注意だけど冬場の車中泊には便利そうなアウトドアヒーター

閉め切った環境で使用すると「一酸化炭素中毒」になる可能性もあるので要注意なのですが、冬場のキャンプや災害時に役立つのが「アウトドアヒーター」です。毎年新しい商品が出ていますが、今回はガス缶タイプの商品を中心に紹介していきます。

まずは注意事項から

一酸化炭素が体内に入り込むと、頭痛、吐き気などの症状が出ます。
テント内、車内などでガスヒーターや石油ヒーターを使用する際には、必ず定期的に換気しましょう。
一酸化炭素は無色無臭で気が付きにくいので、一酸化炭素濃度を確認できる一酸化炭素チェッカーがあると安心です。
アマゾンや楽天では2,000円台から販売されていますが、計測器の商社では50,000円以上します。
健康のための機器なので、ご予算と十分に相談のうえで「納得できる商品」を購入しましょう。
参考:株式会社佐藤商事で販売している一酸化炭素CO濃度計/一酸化炭素CO検知警報器

使用中のヒーターは高温になります。ティシュペーパーや洋服など、引火しやすいものは近くに置かないようしましょう。また、缶の温度が上昇すると爆発してしまう恐れのあるスプレー缶やガス缶も近くに置かないように気を付けてください。

手軽なガス缶タイプ

コンパクトで持ち運びやすく、初心者でも簡単に使えるのがガスヒータータイプです。
以前はアウトドア用ガスボンベの「OD缶」を用いるタイプが多かったのですが、近年、家庭用カセットコンロなどに使用する「CB缶」を用いるタイプの商品が増え、商品が充実してきている印象です。

軽量・コードレスで持ち運びしやすい
iwatani カセットガスストーブ ポータブルタイプ“マイ暖” CB-STV-MYD2
のような形状の商品以外にも、

屋内外で使用可能なカセットガスストーブ
iwatani カセットガスストーブ“マル暖” CB-STV-MRD :お湯を沸かすことも可能
アラジン ポータブル ガス ストーブ SAG-BF02A(R)(Y)(G)(W)(K)

反射型ストーブタイプの
iwatani カセットガスストーブ“デカ暖ⅠⅠ” CB-STV-DKD2
アラジン ポータブル ガス ストーブ シルバークイーン SAG-SQ01A(K)
ニチガス NCH-22SR

外部電力ゼロでコードレスな「カセットガスファンヒーター」
iwatani カセットガスファンヒーター“風暖”(KAZEDAN) CB-GFH-3
のような商品も注目です。
大手メーカーの商品をベースに紹介しましたが、多くのメーカーから販売されているので購入前に色々検索してみてください。

雰囲気は最高だが玄人向けの薪タイプ

火力が強力で、ダッチオーブンなどを置いて料理ができ、炎自体を楽しむことができる薪タイプもアウトドアでは人気ですが、本体と薪の重さを合わせると結構な重量となるほか、着火や火力の調整に手間がかかります。
ストーブの素材には、ステンレスやスチールなどが用いられます。

薪ストーブは、冬場のキャンプでの楽しみのひとつです。
災害時、「避難場所はここに定める」と場所を固定してしまうのであれば魅力的な選択肢と言えますが、キャンピングカーなどで使用する際には場所も重量も必要なため、玄人向けのタイプと言えます。

燃焼効率の高い「ロケットストーブ」は、熱調理器として使用も可能で、非常時の防災グッズとしても注目されています。炎は強力で、薪ストーブのような重量物もないのが魅力ですが、長時間燃料を燃やすことは苦手で薪ストーブほどではないものの玄人向けのタイプと言えるでしょう。

灯油タイプ

大人数でのキャンプ時や、暖房性能を重視したいときは「灯油タイプ」。石油タイプと紹介されることもあります。東北・北海道の冬には無くてはならない商品で、広い空間むきの対流式、狭い空間むきの反射式、パワフルでランニングコストが安く速暖性が魅力の石油ファンヒーターなど、多くの種類がありますが、持ち運びは不向きな商品が多く、災害時のことを考慮すると選択が難しいタイプです。

アラジン ブルーフレームクッカー BF4001(G)/BF4001(W) :調理としても活躍できる
アラジン ブルーフレームヒーター BF3911(G)(W)/BF3912(K)

電気タイプ

オイルヒーターや、カーボン・グラファイト・セラミック・シーズ(発熱体は丈夫なニクロム線)などを熱源とする電気ヒーターも家庭では幅広く用いられます。
オイルヒーターは静かで、エアコンのようなフィルターの掃除もいらず、風が出ないため「肌が乾燥しづらい」などのメリットがあるのですが、エアコンよりも電気代が高かったりする暖房器具です。
屋外での仕様には力不足であるほか、特に災害時には電気自体が貴重だったりしますのでアウトドアで用いられることは少ないタイプです。